ウォレットの秘密鍵(プライベートキー)ちゃんと守れてますか?
まさかEvernoteとかに保存してませんよね?
パスワードアプリとか・・・
え?紙に書いて保管してる?
そんな保管方法に悩まされる秘密鍵ですが今回「CryptoSteel(クリプトスティール)」という最強のウォレットを買いました。
最強といいながら欠点もありますのでそれを含めて紹介していきます。
※先に値段を言っておくと約1万円です。
CryptoSteel(クリプトスティール)のレビュー
これがCryptoSteelのパッケージです。
最新のTrezorとマニア向け鉄板買ってみた。 pic.twitter.com/x0vwtJ0kJI
— DEG (@DEG_2020) 2018年5月25日
中を開けると鉄板が登場。
かなり重量感があります、持った感じ大型モバイルバッテリーより重いですね。
こうやってスライドして使います。
特に鍵とかはなく、力で開けるタイプ。
同梱されているのが、アルファベットが打ち込まれた小さい鉄板。
これが山程入っています。
この小さい文字盤をCryptoSteelにセットし秘密鍵を保管するという感じですね。
秘密鍵をセットする
実際にセットするときにはドライバーで解除します。
あとはこんなふうに1文字ずつ文字盤をセットしていきます。
12のワードなら48文字、24のワードなら96文字分のセットですね。
結構たいへんでしたw
公式:https://cryptosteel.com/support/#faq
あとはこの鉄板CryptoSteelを安全な場所に保管すればOKです。
使ってみて分かったCryptoSteelのメリット/デメリット
実際にビットコインが入っている秘密鍵をCryptoSteelにセットして、これを見ながら復元とかをしてみました。
そこで感じたことを書いていきます。
メリット
CryptoSteelは鉄板ですので、紙に比べて以下のメリットがあるとされています。
- 埋めてもOK
- 耐水性がある
- 燃えない
- 衝撃に強い
確かに大金が入ったアドレスの秘密鍵が紙というのはなんとも心もとないですよね。
それ以外に妻がCryptoSteelを見たときに感想が「これなにか大事なもの?」と言ったのもメリットと感じました。
紙と違って紛失しにくく、捨てられることもなさそう。
仮に仮想通貨のことを内緒にしたまま自分が死んでしまったとしても、大切(そう)な遺留品として扱われそうです。
デメリット(欠点)
デメリットというか・・・当たり前なのですが本体が盗まれたらどうしようもありません。
CryptoSteel自体に鍵はなく簡単に開けられます。
仮想通貨が普及していくにつれて「12 or 24 の英語単語=秘密鍵」というのは広まり、本体を見られることの危険性は高まるでしょうし。
持ち去られたらおしまいそれが最大の欠点ですね。
(そうなると本体にPINコードがあるハードウェアウォレットのほうがいいのか?🤔)
ハードウェアウォレットとセットで使うべし
また出金のたびにCryptoSteelの秘密鍵を入力するのは現実的ではありません。
入金専用の金庫のような使い方になりますね。
やっぱり普段使いでセキュリティを高めるならTREZORなどのハードウェアウォレットが便利ですね。
ということで、今回CryptoSteelは遺産的な位置づけ。
妻に「ぼくが死んだらこれ使って復元して」と伝えておきました。
CryptoSteelの購入方法
さてこんなマニアックなCryptoSteelの購入方法ですが、以下の2つです。
TREZORで買う
残念ながら現時点でTREZORではCryptoSteelのみの買い物はできません。
【追記】単体で買えるようになりました。
値段は89€(約10,800円)以前より値下げされました。
またTREZOR本体とセットで買うと合計169€(約20,800円)
単体で買うより2,000円ぐらい割引になります。
※最新版のTREZOR Model Tにはセット割引はありません。
TREZORの公式サイトはこちら。
海外サイトでの買い物経験がない人は、画像付きで解説してるこちらを参考にしてください。
少しネタ製品の雰囲気で「いらーねなw」と最初は感じたのですが、紙の管理から脱却できたので非常に満足しています。
安心感が違う!
やっぱり大金を紙に保管するのはこわいっす。
秘密鍵の保管は永遠の課題ですが「いまのメモ書きよりセキュリティ上げたい・・」と思っているかた、CryptoSteelはいかがでしょうか?
以上、最強のウォレットCryptoSteel(クリプト・スティール)のレビューでした。
なおCryptoSteel単体での運用は厳しいので、必ずハードウェアウォレットとセットで使いましょう。