いま仮想通貨業界は何種類の通貨(コイン)があるかご存知ですか?
詳しい人ならCoinMarketCap(以下CMCと表記)でそのデータをチェックするかと思います。
取引所の出来高ランクなども管理されておりポータルサイトというにふさわしい多機能っぷりです。
今回はそのCMCのちょっと知られていなさそうな使い方を紹介。
実はCMCは過去のデータもデータベースに保管されており、分析に役立てることができます。
どのようにやるのか紹介していきたいと思います。
現在と過去の仮想通貨の種類を比較しよう
過去データを使って、仮想通貨全体の通貨種類がどれだけ増えたのかを調べてみたいと思います。
まず現在の種類はトップページに表示されています。
以下のように2072種類もの通貨が存在しています。
では、仮想通貨バブル前はどれぐらいだったのか?
その時の主要取引所はどこなのか?
・・・などなど、過去のデータを知りたいときに紹介する機能が活かせます。
Historical Snapshotsから過去データを参照
サイトの上部にあるToolsからHistrorical Snapshotsをクリックします。
すると過去のデータが1週間の感覚でバックアップされています。
これで任意の時期のデータが閲覧可能です。
2017年1月1日にをチェックしてみました。
クリックすると当時の通貨種類は617となっています。
わずか2年で1455以上ものの通貨が増えたことになりますね。(ちなみに仮想通貨全体の時価総額は10倍になっています)
しかもその大半はICOによるトークンがほとんどをしめます。
勘のいい人なら「えっ仮想通貨って全然資金流入してないのでは?」と思うかもしれません。
仮想通貨の市場額の実態
実際その通りでいまの仮想通貨の市場には投資資金は流入していません。
仮想通貨バブルとは「法定通貨(現金)→ビットコイン→イーサリアム(ETH)→ICO通貨」という流れで急激に膨らんだものです。
急激に膨らんだものはどうなるか・・・というのは現状のバブル崩壊を見て納得できますね。
話が脱線しましたが、CMCの過去のデータを比較することで見えてくるものがあります。
他にも以下のようなデータを調べることもできます。
イーサリアムのICOで発行された通貨の時価総額は? 毎月どれぐらいの通貨がCMCに追加されているのか? - 自分のブログに仮想通貨のデータを貼り付ける
また別の機会にこのあたりも紹介していきますね。