この記事ではFTXのQuant Zone(クオンツゾーン)という機能を使い、毎日ビットコインを積み立てる方法を解説しています。
FTXアカウントがあることが前提になっています。
先着限定!
自動で積立するbotを作成するにあたって
1.サブアカウント作成(オススメ)
2.売買ルールの設定
という流れで紹介しています。
サブアカウントに特に興味がない方は以下の目次から「クオンツゾーンの設定」へジャンプしてください。
FTXでサブアカウントを作る
FTXではサブアカウント機能が用意されています。
サブアカウントは親子のような関係で使うことができ、資金も簡単に転送することができます。
- お互いのアカウントの資金へ影響がない
→ロスカットされても精算そのアカウントのみ - トレード履歴が分かれるので集計するのが楽になる
- デイ、スイング、積立などスタイルで口座を分けられる
サブアカウントの作り方
サブアカウントの作り方を解説していきます。ウォレット画面から「+」のボタンをクリックします。
サブアカウントの名称を入力します。何の目的に使ってるかを明記するのがおすすめです。入力したら「サブアカウントを作成」です。
これだけでサブアカウントの完成です!
作成後はアカウント名をクリックするだけで口座を切り替えることができます。
アカウント間の資金移動
アカウント間の資金の移動は「⇄」をクリック。
メインの口座からサブアカウントへ必要な日本円や仮想通貨を転送することができます。
これだけでサブアカウントの設定は完了です。
Quant Zone(クオンツゾーン)の設定
ここからはFTXのクオンツゾーンを使って1日1回ビットコインを買う設定をしていきます。
- UTC 00:00(日本時間の朝9時)になったら、1,666円のビットコインを買う
- 確実に買うために成行注文を設定する
- ビットコインを買ったら翌日までbotを停止する
これらのルールを設定していきます。
クオンツゾーンの売買ルールの作成
トップページの「クオンツゾーン」の部分からアクセス。
最初に利用規約が出てくるので「同意します」をクリック。
「新しいルールを作成する」
最初にルール名を決めましょう。ビットコインの積立投資など、名前はなんでも構いません。
トリガーとアクションの設定をする
クオンツゾーンではトリガー(引き金)とアクションを設定して自動売買を実現していきます。
- 15秒毎にトリガーが実行される(実際には30秒~1分と思っておいた方がいいです)
- トリガーの条件を満たした場合、アクションを実行する
- アクションは複数設定することができる
今回は1日に1回ビットコインを買うトリガーとアクションを設定していきます。
トリガーを設定
画像のようにトリガー(Trigger)の欄にhour == 0と入力してください。
下のコードをコピペでもOKです
hour == 0
これは現在時間が0時になったら(イコール)という意味です。クオンツゾーンでは世界標準時刻を使うので0時は日本時間の9時になります。
つまり「日本時間の朝9時になったら」というトリガーが設定されたことになります。
アクションの設定
トリガーの条件が満たされたらビットコインを購入するアクションを設定していきます。
ビットコイン現物なので「カスタム注文の発注」をクリック。
日本円でビットコインを買うのでマーケットは「BTC/JPY」を選択していきます。
注文サイズ(金額)を設定していく。
注文サイズ(数量)の欄には以下のコードをコピペして入力してください。
1666/price("BTC/JPY")
これは1666(円)/現在のビットコイン価格で、1666円をビットコイン枚数で計算したものです。
このようなプログラムがたくさん用意されており、それらを使用してクオンツゾーンを活用していきます。
下の方には注文が既に存在する場合の処理を選択します。ここでは「注文をキャンセルして新しく注文を発注する」を選択。
ここまででビットコインを買う仕組みを設定することはできました。
しかしこのままではビットコインを買うというプログラムを朝9時の1時間ずっと繰り返してしまうということに注意です。
冒頭に書いたようにクオンツゾーンは15秒から1分の間にトリガーをチェックする仕組みです。
なので・・・・
- 9:00になる→ビットコインを買う
- 9:01になる→ビットコインを買う
- 9:02になる→ビットコインを買う
このように9時台の時に何度も繰り返し注文して口座のお金があっという間になくなってしまう可能性があります。
そのためにアクションを停止するという作業を忘れないようにしましょう。
アクションを追加、ルールの停止
上記のビットコインを買う設定に加えて他のアクションを追加していきます。
追加したアクションを以下のように設定します。
今回は1度ビットコインを買ったら停止したいので「ルールを一時停止」を設定します。
現在のルールが「9時になったら」という条件なので、そこから外すために1時間のルールを停止していけばOKです。
ルールの保存・実行
ここまで来たら設定は完了です。まずは下にある下書きを保存していきます。
下書き保存して上の方にある「ルール」のところからリンクをたどりましょう。
そうすると今回作った新しいルールが作成されてることがわかります。下書き保存をしたのでまだプログラムは動いておらず「無効」になっています。
ルールをクリックして「ルールを有効にする」でこのプログラムが動き出します。(最初だけ利用規約の説明が出てきます。)
お疲れ様でした、これであなたの作ったプログラムが自動で動き出します!
ルールが正しく動いているかはログをチェック
一度ルールを有効にした後は下にあるログのところにプログラムが動いた様子が記録されるようになっています。
すぐにチェックしたい場合は?
今回の設定ですと朝9時にならないとプログラムが動き出しません。
すぐに動かしてチェックしてみたい!という場合はトリガーにtrueを入力すれば、即実行されるようになります。
true
即実行し、1時間停止していれば正しく動いてます。
クオンツゾーンをさらに活用しよう!
また自分で自動売買ルールを作りたいときには、FTXが用意したファンクション(機能)を確認しながら作成していきましょう。
例を挙げると以下のような機能が用意されています。
色々組み合わせて自動売買ルールを作っていくのもいいですね。
1時間に1回ビットコインを買う
minute == 0
トリガーの欄にこのように入れると、毎時間0分になったらという条件になります。積立をさらに分散して買いたい場合に有効です。
ただしFTXでは最低取引単位が0.0001BTCであることに注意が必要です。
日本円にして300円以上ほどの価格を発注しないとルール上弾かれてしまいますので微調整しましょう。
hour/2 == 0
例えばこのように書けば現在の時間(13時とか)を2で割って0の場合、つまり偶数時間の時だけビットコインを買うという設定になります。
アルトコイン(ETH・SOL)を積立する
アクションで別の通貨を選択すれば他のアルトコインを積み立てることができます。
現在あるルールをコピーする機能もあるので、並行してプログラムを実行することもできます。
いまの価格より1,000円安く買う
成行注文だけではなく指値注文で、安くビットコインを買うことを狙うのもいいですね。
注文タイプを指値注文にして以下のように入力します。
price("BTC/JPY")-1000
現在のビットコイン価格-1000円という条件で注文を出すことができます。
ですが、当然必ず買えるわけではないこと、注文が残ることは注意してください。
このようにクオンツゾーンで色々な効率化やトレードができるのでぜひ色々やってみましょう!
先着限定!
クオンツゾーンの使用にあたっては、利用者の自己責任でお願いします。