仮想通貨への投資はかなりギャンブルに近く「投機」とよく表現されます。
投資といえば堅実、投機は危なっかしい・・そんな常識を壊すオススメの本を紹介します。
この本を知ったきっかけ
この本に出会ったきっかけはTwitterです。
仮想通貨のトレードは良くも悪くも投機です。投資とは違った立ち回りが必要になります。そんな投機にフォーカスしたのが「マネーの公理」です。
マネーの公理とは?
マネーの公理はスイスの銀行家がスイス人の投資傾向を法則化したものです。
(法則というよりは投資哲学)
世界に大きな影響力を持つ1国、スイスの投資哲学をまとめた内容です。
本書は最も広い意味での「賭け」についての本である
文中にあるように株式投資だけではなくギャンブルや賭け事全般に共通することが書いてあります。
もちろんスイス人全員がこういった考えを持っているわけではないでしょうが、大いに学べる内容がつまってます。
十二の公理
マネーの公理には法則のような12のルールが存在します。
それがこちら。
12の法則
- リスクについて
- 強欲について
- 希望について
- 予測について
- パターンについて
- 機動力について
- 直感について
- 宗教とオカルトについて
- 楽観と悲観について
- コンセンサスについて
- 執着について
- 計画について
この公理をわかりやすく解説するために、株取引や不動産投資などを例に色々なケースが紹介されています。
またそれぞれの公理には理解を深めるための「副公理」があります。
その中でも興味深いものをピックアップして紹介しますね。
いつも意味のある勝負に出ること
~失っても大丈夫なお金だけ賭けること~
こういった言葉って投資の世界では定説ですよね。
しかし、これを真っ向から否定する内容が書かれています。
「この言葉を本当に鵜呑みにして良いのか?いま一度、吟味してみるべきだ」
※ハイリスクを取れっていう内容ではないです
船が沈み始めたら祈るな。飛び込め
これもキャッチーな言葉ですね。
ほとんどの人が沈みゆく船の中で祈ることしかできず、最悪の結末を向かえてしまうという事実。
「投機家としてどうするべきか?」そんな内容が書いてあります。
長期投資を避けよ
これも投資の常識を真っ向から否定するようなショッキングな内容です。
否定するどころか「完全に狂ってる」とまで言ってます。
実際の内容は、長期投資という手法そのものというより長期投資をしてしまうことによって「自分に起きる心境の変化や行動」に否定的というような内容でした。
まとめ
またこれは仮想通貨だけではなく賭け事全体に通用する内容です。
「なんとなく銘柄を選び投資してる」そんな人はスイスの投資哲学に触れてみてはいかがでしょうか。